製薬企業MRのためのギャオスの部屋

現役MRのギャオスが、製薬企業のMRという職業について語っていきます。営業の方のスキルアップにもお役に立てると思う情報を公開していきます。

63、MR業界の最近5年の変化(その2)

皆さん、こんにちは!

ギャオスでございます^^

 

本日は、前回同様、

MR業界で起こった、直近5年の変化について

お伝えさせていただきます。

 

・評価体系の変化

これまでのMRの評価体系というものは

高い売上を上げた方が評価されるというのが、一般的でした。

しかし、ここ数年の間に、変化が起きています。

 

例えば某外資系製薬企業を例にとりましょう!

彼らは評価体系から売上という因子を完全に除外しました。

その代わり評価されるものは何かというと、顧客にMRの評価を聞き取ったり、

Dr.に送ったメールの開封率などが評価因子として組み込まれているようです。

 

以前は、接待もできましたから何をしても売ればいい、という雰囲気が業界にあったかもしれませんが、相次ぐ企業の不祥事から、今はそのような時代ではなくなってきています。

いかにルールを守るか、コンプライアンスを重視して活動するものが最大限に評価を受ける時代です。これはコーポレートガバナンス企業統治)の観点から当然のことかもしれません。一人の不祥事から、会社全体の存続を揺るがしかねない事件に発展する事例がいくつも出てきているわけですから。

 

後発医薬品(ゾロ)の台頭と国の後発促進策

ここ数年で日本政府は医療費増大を受け、社会保障費全体の抑制を狙って、

後発品の使用比率をあげるような政策をいくつも売ってきています。

その結果、後発医薬品の使用比率が急速に上がってきています。

後発品何パーセント以上で、何点アップなど経営にかかわることですから

病院や門前薬局がこのことを重視しないはずがありませんね。

 

では、後発医薬品の会社が安泰かというとそういうわけでもないかもしれません。

後発医薬品の会社は、いくつもございますし、大手は4社ぐらいになりますが。。

例えば、昨年抗血小板薬のブロックバスターが特許切れとなったときには、

30社以上の会社がゾロを発売しました。

SGLT-2阻害薬がレッドオーシャンと言われていますが、30社といったら

それどころの騒ぎではないですね。

またゾロ品の薬価自体もさらに抑制しようという政策がどんどん進んでいます。

 

コントラクトMR(アウトソーシング)の増加

CSOをご存知ですか?

知らない方は下記URLを確認してほしいのですが、

派遣MRというのが分かりやすいたとえかもしれません。

コントラクトMRとは? - MR転職・求人のコントラクトMR.com

正社員だけではなく、MRをCSOアウトソーシングしようという流れが

大きくなってきている気がします。

理由は次のような感じにまとめられると思います。

・人員が必要となるときに、ある程度の実力のある人物を必要人数投入できる。

企業が人員が必要になるのは、新薬が発売になるときです。

コントラクトMRの任期は大体2年。新薬が発売され、軌道に乗せるまでの期間を

考えると非常にリーズナブルです。またわざわざ新卒でMRを採用するよりも、

大体の方がMR経験者なので、即戦力が期待できます。実際私の会社に何人かいる、

コントラクトMRの方を見ても、結構出来る人が多いです(例外はもちろんいますが。)。

 

前回の記事から読んでも、あまり現役でMRをしている人にとっては

いいことは書いていないかと思います。その通りです。

今後MRは人数も減りますし、仮に働き続けることができても、

働き方は変化せざるをえないかと思います。

 

そのために今から、何を変化させればよいのか、

武器を磨いていく必要があると思います。

 


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【本日の要点】

MR業界の変化として評価・雇用体系、後発品などが例として挙げられる。
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