製薬企業MRのためのギャオスの部屋

現役MRのギャオスが、製薬企業のMRという職業について語っていきます。営業の方のスキルアップにもお役に立てると思う情報を公開していきます。

178、製薬業界未来予測

 
皆さん、おはようございます!
 
製薬企業MRのためのギャオスの部屋にようこそ♪
ブログ管理人のギャオスでございます!
 
 

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本日のテーマは
=============
  製薬業界の未来予測
=============
です。
 
以前よりも
更に先の未来を予測していこうと思います。
 
(もし以前の記事を読んでいない方は
そちらもご一読いただければ幸いです。)
 
 
 
あまりに先の話になってしまうので、
ザックリとしたお話になってしまうかもしれませんが、
少しでもご参考になればとおもいます。
 
ちなみにここに書く内容は
私が様々な媒体で収集した情報を綜合し、
プラスアルファ自分の予想を加えたものです。
 
 
がん免疫療法やCAR-T療法のあたりから、
恐らく5年後ぐらいから抗体製剤は抗体製剤でも、
改良型の次世代抗体の医薬品が販売されてくると思います。
 
具体的には、
・抗体に薬物をくっつけた、抗体ー薬物複合体
・1つの抗体が複数の抗原(恐らく2~4)に作用する抗体
・抗体の効き目を長くしたものなどです。
 
 
NDB(ナショナルデータベース)の情報を活用した新薬
も出てくるかもしれません。
 
NDBはRWD(リアルワールドデータ)といわれているもので先日
15億枚分のレセプトデータが公表され、話題となったのは記憶に新しいところです。
ではどういった新薬が出来るでしょうか?
 
恐らくすでに発売されている医薬品が適応追加になるケース
が多いのではないかと思います。
 
Aの病名適応で承認をとった薬剤が、
実はBの病気にも効くことが分かった
というようなパターンですね!
 
このようは薬剤は
リポジショニングドラッグ」と
呼ばれたりします!
 
要はポジショニング(位置づけ)を変えた薬剤
ということです。
 
これまでにもそういった事例はあります。
有名なバイアグラなんて
元々は心臓病の薬でしたから!
更に、中分子医薬品からも目が離せません。
これまでのトレンドは分子量500程度までの低分子医薬品
抗体は分子量で万をこえるような高分子医薬品です。
 
 
もともと抗体ができるまでは、
低分子医薬品は、分子量500ぐらい
じゃないと医薬品として使い物にならないという定説があったようで、
ファイブハンドレッドパウンド(分子量500)
の壁があると言われていたそうです!
 
その後、抗体のような高分子医薬品ができました。
最後に残った、低分子にも高分子にも属さない
中間を取った分子量が2000?ぐらいの医薬品を総称して
中分子医薬品などと呼んでいます!
その中でも、環状ペプチドが期待されているようです。
 
低分子でも高分子でも、超えられなかった壁を超えるような作用が
期待できるのではないかと言われています。
 
中分子で期待されているのは、東大発のベンチャー
「ペプチドリーム」という会社です!以下、会社のURLです。
 
 
ご覧いただくとすぐにわかりますが、
多くの製薬企業と提携していることがわかります。
それだけ画期的な技術を持っている企業だと評価されているのです。
 
 
核酸医薬も期待されているところです。
 
 
更にその先というと、
ワクチンなどの予防医療
iPS細胞による再生医療に期待がかかります。
 
『予防医療』は素晴らしいですね!
現代の医療はまだまだ病気になって、
それをどうやって治療しようか?、、という議論がされているのを
そもそも病気にならないようにするにはどうしたらよいのか?
というスキームで開発にあたっているからです。
 
 
また『再生医療』も素晴らしいです。
病気になって、悪くなってしまった部位を良くしたり、これ以上悪くさせないようにするのが現状ですが、再生医療は悪くなったならその部位を新しく作成した新品に取り換えればいいというスキームで開発にあたっているからです。
 
こういった話を聞くと、まだ新薬産業にもしばらくは期待が持てるかなと思います。
 
 
医薬品産業も新薬ばかりではありません!
 
ではジェネリック医薬品はどうなっていくでしょう?
 
現在は各社イケイケドンドンな雰囲気ですが、今後は外資ジェネリック会社と
国内大手ジェネリックの会社との対決となるでしょう。
恐らくジェネリック業界も20年もたったら、再編が進むのではないでしょうか?
 
ちなみに外資ジェネリックで大手はテバとサンドなどの会社があります。
国内ジェネリックの大手は日医工(にちいこう)、東和薬品沢井製薬、ニプロなどです。
 
現在厚労省はGE(ジェネリック医薬品)80%目標を掲げていますが、
90%やそれ以上に今後進むとも予想されます。
 
また後発薬の薬価も今後初めからより安い薬価が設定されたりするでしょう。
バイオシミラーはまだまだ日本や世界で普及していませんが、
これも今後は進んでいくでしょう!
 
少し心配なのが日本各社のバイオシミラー製造の
投資や準備が外国に比べて遅れていることです。
 
もしかしたら、新薬でも一度打てば1年以上効くですとか
そういう薬剤が増えてくると、
薬価の問題もクリアでき、ジェネリックも必要なくなるかもしれません。
 
 
新薬開発のスクリーニングにはAIも活用されることは間違いないと思います。
これに関しては、実際、もう着手されてます!!
 
 
他にも未来予測をしているレポートはございますので、
もしよかったら読んでみてください!
医療費の増大(社会保障費の増大)がいわれていますが、
それを技術や工夫をもって解決していける世の中になってほしいですね。
 
 
そして、更に素晴らしい医療を患者さんにお届けできる時代が
やってくることを期待したいと思います!
 
 
私もそのために、現場で頑張っていこうと思っています!
 
 
本日の内容は以上です。
 
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【本日の要点】
 製薬企業の未来を予測しています!
 
 
【本日の注目記事】
 
 
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【管理人について】
私立大学薬学部(4年制)卒業後、大学院の修士課程修了(薬理学2年)。
外資系製薬企業に入社、MR導入研修を首席で修了(当時のMR認定試験6科目中4科目で1位)、現在もMRとして働いている。エリアの開業医、地域中核病院を担当。5つ以上の新薬上市経験があり、そのうち3回ほど、売上や計画達成率で全国1位になったことがあり、全社表彰は3回受賞。将来は社長もしくは役員になり、自社や業界の矛盾点を正し、真の意味で患者貢献・医療貢献をしていきたいという夢がある。特技は情報収集発信・プレゼン。
趣味は英語・読書・自己啓発・グルメ・MR業界を盛り上げること・MR志望の就活生の相談に乗ること。資格はTOEIC800・薬剤師・MRなど