製薬企業MRのためのギャオスの部屋

現役MRのギャオスが、製薬企業のMRという職業について語っていきます。営業の方のスキルアップにもお役に立てると思う情報を公開していきます。

361、MRと育薬

皆さんこんばんは!

ブログ管理人のギャオスでございます!

 

さて、本日のテーマは

=============

  MRと育薬(いくやく)

=============

です

 

 

 
育薬(いくやく)とは?
育薬とは、「薬を育てる」と書きますが、
どのようなことを意味するのでしょうか?
 
創薬というのは、薬が開発試験を経て、
世に発売されるまでの活動を指します。
 
それに対して、
育薬というのは、薬が発売されてから
その薬の有効性や安全性について更にデータを
集めたりすることで、
その薬の価値を更に高めたりすることです。
 
日本薬学会と製薬協も育薬に関して



MRができる育薬活動

 MRができる育薬活動にはどのようなものがあるでしょうか?

3つご紹介していこうと思います。

①実臨床データによる育薬

新薬が発売されると市販後調査が実施されます。
実際の臨床で使われる患者さんの背景は、
治験よりも多様に広がります。
 
高齢者の方もふえるでしょうし、
妊婦や小児に使用されるケースが増えるでしょう。
 
こういった方々へ使われた場合の
有効性や安全性のデータを収集することで
より新薬を効果的(有効性も安全性も高く保って)に
使えるようになるでしょう!
 
発売後にこういった実臨床のデータを集めることは、
それがそのまま育薬に直結する活動なのです。
 

ムンテラによる育薬

MRは新薬が発売されると、先生方に
患者さんに使って頂けるように情報提供を
実施していきます。
 
この時のMRの話し方や伝え方次第で、
薬の効果は変わってしまうと
私は思っています。
 
ドクターはMRの話をきいて、
患者さんに実際に新薬を使用していきます。
 
我々が自信をもって、案内すれば、
ある程度安心して患者さんに伝えることが出来るでしょう。
またその逆も然りです。
 
我々の案内の仕方で
ドクターの患者さんへのムンテラの仕方も
変わりうる。
 
つまり、我々からドクターへのムンテラ
患者さんへの薬剤の効果を左右する
因子になりうるということです。
 
もちろんすべての症例に自社の製品を
頭ごなしに使ってもらうようお願いするのは
論外です。
 
そうは言っても、
製品への確信を持っているMR、
こういう人は、
患者さんに貢献できるMRだと
私は考えています。
 
『確信』は優れたMRが持っている
一つのリソースなのです。
 
これは私が出会ってきた
他業界の優れたセールスパーソンにもいえることです。
彼らは、製品や自分に対しての確信
を必ず持っていますね!

③フィードバックによる育薬

医療現場で起こっている問題を
本社などにフィードバックすることで
薬剤が改良されるケースがございます。
 
有名な例を一つお伝えします。
とある薬剤が飲みにくいという
問題から、口腔内崩壊錠(いわゆるOD錠)
が開発されたというものです。
 
OD錠は水分制限のある方でも飲めますし、
嚥下能力の低い患者さんでも飲みやすいです。
 
現場の問題をフィードバックしたことで、
実現した育薬活動と言えるでしょう!

おわりに

今回はMRと育薬というタイトルでブログを書きました。

いかがでしたでしょうか?

 

上記3点を踏まえると、

いかにMRが育薬に対して貢献しているか、

また重大な責任を負っているかが

ご理解いただけたのではないでしょうか?

 

私は育薬は「育児」と似ているなと思います。

赤ちゃんは繊細で、しっかりお世話をしてあげる

必要があるでしょう!?

 

新薬も同じです。

彼らは実臨床でのまだまだ情報が少ない分、

それだけ繊細で、適正に使用することは難しいのです。

だからこそ、新薬を案内するMRは

1人1人が新薬に対して、

しっかりとした愛と覚悟をもって、

育てていく必要があるのです。

 

是非、皆さんの日頃のMR活動に、

育薬という視点を意識していただければ幸いです。

 

きっと、その気持ちは

医療従事者に伝わります!

 

 

本日の内容は以上です!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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https://mainichi.jp/premier/health/articles/20170908/med/00m/010/007000c

 

ロキサデュスタット、日本人CKD患者の貧血で良好な目標Hb値維持率確認-アステラスら - QLifePro 医療ニュース

 

患者本位の効率医療に役立つ診療報酬に :日本経済新聞

 

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