160、大地震で活躍した人の話(MRに何ができるか)
みなさん、こんにちは!
製薬企業MRのためのギャオスの部屋にようこそ♪
ブログ管理人のギャオスでございます。
本日のテーマは、
大地震です。
2011年3月11日の東日本大震災、
そして2016年4月14日・16日の熊本地震。
日本は活断層が多くあるため、
多くの地震に見舞われます。
地震が起こるとどのようなことが起こるでしょうか?
まずは地震により、
交通網が分断されたりすると医薬品が届かなくなる可能性があります。
また医薬品を供給する役割を持つ卸も、被災すると
もし自分たちの身が守れなければ供給することが出来ないわけです。
先日、卸店の幹部の方から、
大地震の際の卸の対応を聞きました。
彼らも被災していたわけですが、
「水や食べ物があったから医薬品の供給を医療機関に行うことができた。」
そう幹部の方はおっしゃっていました。
が非常に有難かったとのこと。
上記の本数は卸に対してお届けした量で、実際にはもっと多くの量を
お届けしています。(https://www.otsuka.co.jp/images/news_160523.pdf)
あれがなければ、自分たちの生活がままならず医療機関に
医薬品をお届けすることはできなかったそうです。
だから、その方は非常に製薬企業に感謝していました。
また義援金についても製薬企業のなした大きな貢献の一つでしょう。
今回の熊本地震ではメーカーから総額5014万円もの義援金が集まったそうです。
勿論これ以外にも、製薬企業の社員は一般の義援金に参加していたりもするでしょう。
東日本の時には、医薬品を製造している工場がいくつも被災し、
医薬品が製造できなくなり、欠品(けっぴん:品がなくなること)で
医療機関に提供できず、その対応に追われたメーカーがいくつもありました。
・いつぐらいまでに欠品する見込みであるか?
・代替品(後発や先発の類似品)はあるか?
それぞれ医療機関に迅速にお伝えしていました。
さて、医師はじめとして医療従事者の方や、卸の皆さんは
あくせくと震災の対応に追われていたとき、
我々製薬企業の人間はどうしていたでしょうか?
基本的には会社からいわれたように動くしかないので、
まずは身の安全を守る、ということをしていたと思います。
でもあまり報道はされていませんが、
実は医療機関の復旧を手伝っていたMRがいることを私は知っています。
どうせ普段のMR活動(特にプロモーションなんてもってのほか)はできないわけですから、医療機関や卸がされて助かる行動をしていくべきでしょう。
最後に卸の幹部の方がおっしゃっていました。
「我々も自分たちも被災していた中、先生たちのお役に立つべく自分たちの責任を果たし医療機関に医薬品を届けた。製薬企業にも何かができるはず、それを考えてほしい。」
製薬企業がした貢献は決して小さいものではなかったと思います。
義援金の額にしても、水や食べ物の地震発生翌日からのお届けなど
その貢献は素晴らしいと思います。
でももっとできることがあると思います。
今後、「MR」という強みを活かした震災支援が
どんどん進んでいくことを願うばかりです。
実は以前の記事にも熊本に個人的にボランティアに行ったことを記載しましたが、
今度はまた10月に震災ボランティアに行ってまいります。
何か新たに気が付いたら、
再度投稿していきます。