188、MRの数は増えるか減るか?
皆さんおはようございます!
製薬企業MRのためのギャオスの部屋にようこそ♪
ブログ管理人のギャオスでございます!
本日のテーマは
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MRの数は増えるか減るか
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です。
皆さん、今現在、
製薬業界にMRが何人いるかご存知でしょうか?
その数は2015年時点で約6万5千人です。
この数字を一つ覚えておいてください。
では、ここ数年はどうかというと、
2014年をピークに、2015年と連続で減っているようです。
2014→2015年は600人程度、2015→2016年は1100人程度減少しており、
減少幅は増大している傾向です。
参考の記事はこちらです↓
各社で比較しているものはあるでしょうか?
これも発見しました!
2012年から2016年まで、主要製薬企業の推移を
示したものです。
年々、減少している会社が多いことが見て取れます
「やじるし」で示してあり分かりやすいです。
2年連続で減少となると、
これはいよいよ「MRはヤバいぞ!」と思う人がでるかもしれません。
ただ、私はそう考えません!
10年前と比べるとまだまだ今の人数は圧倒的に多いことがわかります。
それを示しているのが下記記事、2000年代5万人弱だったのが、
2010年には6万人を超えています。実に1万人がふえているのです。
この増加は何により引き起こされたものかというと、
増えすぎたMRが現在は、各社そういった薬剤の発売が少なくなり、
適正に戻しているというイメージが正確かなと思います。
小野薬品さんのオプジーボは、かなりいろいろな「がん種」に適応を
とりはじめ、このあとさらに、MSDのペントラリズマブや中外の
アテゾリズマブと競合がひしめくあうことが予想されているので、
現在人員をふやしています。
がん免疫療法はこれから、戦国時代を迎えますね!
そのあとはがん免疫療法の併用療法の勝負の時代です。
これらに該当する会社では特に、
これから5~10年ぐらいで人員を激減させることは考えにくいです。
そんな中、女性のMRの人数は現在9000人近くまで上昇しており、
以前は男性が多かったMR業界も女性の活躍が目立つようになってきました。
こうやって、頭ごなしに、増える減るという議論はアカデミックではないですね!
なんとサイエンスとして各社の適正MR数を算出している論文を発見しました。
googleで「MR 人数」で調べると、
という文献が出てきます!
参考になるので読んでみてはいかがでしょうか?
MRが減っている現状をみて、
やばそうだから志望するのをやめないでほしいなと思います!
我々MRがいないと患者さんに薬は届きませんし、
適正につかわれなくなることも危惧されます。
是非優秀な人材に、今後も継続的に
この業界に飛び込んできてほしいものです!
本日の内容は以上です!
【本日の要点】
MRは2年連続で約2000人弱減少、今後も減少すると予想されるが、
現時点では完全になくなることはないと考えられる。
【本日の注目記事】
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今日も読んでくださいまして、アリガトウございます♪(*^-^*)
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【管理人について】
私立大学薬学部(4年制)卒業後、大学院の修士課程修了(薬理学2年)。
外資系製薬企業に入社、MR導入研修を首席で修了(当時のMR認定試験6科目中4科目で1位)、現在もMRとして働いている。エリアの開業医、地域中核病院を担当。5つ以上の新薬上市経験があり、そのうち3回ほど、売上や計画達成率で全国1位になったことがあり、全社表彰は3回受賞。将来は社長もしくは役員になり、自社や業界の矛盾点を正し、真の意味で患者貢献・医療貢献をしていきたいという夢がある。特技は情報収集発信・プレゼン。